受講生の声
浦山絵里さん
浦山絵里さん
Q
はじめに、ワークショップデザイナー育成プログラムに応募したきっかけを教えてください。
A
まず、ビビビビッときました。「このプログラムのコンセプトは、これからの社会でともかく必要な気がする!」というのを直感的に感じたんです。もともとワークショップ(参加型の学び)にはとても興味があって、大人の世界を生きやすく変えるために、大切なことだと思っていました。
ただこのコースで、唯一ひっかかっていたのは「資格化」ということでした。コミュニケーションを扱うことなのに、資格化してしまうという考え方がわからなかったのです。でも受講する中で、苅宿先生から「これが終わってからが始まりですよ」と毎回のように言われているので、「本当にそういうことだなぁ」と納得してきています。今ではこのコースを修了して社会に出て行く時に、良い意味で役に立つこともあるのかもしれないなぁという程度に感じています。修了してから名乗るか名乗らないかだって、自分で選べばいいのですものね。
Q
実際の講座の様子を教えてください。
A
毎回、「多様性の中からしか学びは生まれない」ということを実感しています。年齢も経験も職業も、本当に多様な人たちが集まっていて、一見この人とは合わないなぁと思うような人であっても、“ざらっ”とした感覚で触れ合うことで、いろいろな事が生まれてきています。「摩擦がないと熱は生まれないなぁ」という事を毎週学んでいます。
子どもたちに、合意形成だの協同作業だの共感だのといった事を伝えたいと思って、実習の中でも仲間と深く話し合い、いろいろ考えたりもしてきたのだけれど、自分たちだって、結構できていないじゃないか!という現実にぶちあたったりもして…。本当に良い経験でした。ひっかかりがあることが楽しいし、愚痴から生まれる気付きとか、自分の中の感情からいろいろなことが学べるという感じで、毎週頭だけではなく、全身で学んでいます。
Q
プログラムの中のe—ラーニングでの学習はどうでしたか?
A
最初は抵抗がありました。今までそういう体験がなかったので、なんとなく味気ない様な感じなのかなぁと思っていました。でも実際やってみると、新しい知識を得るという事が、ものすごく新鮮でした。教育学からワークショップを考えたことなんてなかったし、ミュージアムの人や、様々な分野の人が、実践している生の声も聴けたりして、それぞれの場所でワークショップが実施されているということを知ることができたのは大きな発見でした。
また、SNSの存在がとても助かりました。先行していた大阪大学の仲間からアドバイスをもらったりすると、とてもホッとしました。みんなが学びのたびにそれぞれいろんな感想を書いていたりするので、ひとりではないんだという思いを持ちながら頑張ることができました。
Q
今後どのように活かしていけそうですか?
A
私は、看護がコミュニティにもっと入ってほしいと思っています。そして病気などともうまくつきあいながら暮らせる社会になっていくことが、これからの社会にとても大切だと思っているのです。社会と医療や看護をつなげるためにも、ワークショップの手法は活かしていけると思います。また数年前からコミュニティの再生に、中学区程度のエリアのコミュニティと医療や看護との連携を活用するといった夢はおぼろげにあったのですが、子どもに接する手段、学校とつながる手段などがありませんでした。このコースを受けて、そういうものもだんだん明らかになりつつありますね。
それからここでの一番の宝は、受講生同士のネットワークですね。集まった人のネットワークはとても広くて多様でした。これらを共に活かして、何かやりたいって思っています。
Q
最後に受講を考えている皆さんに一言お願いします。
A
「学びあって育ち合おう」って子どもに言うときに、私たち大人の中に「学びあって、育ちあった体験がなかったら、やっぱり伝わらないと思うんです。ワークショップデザイナー育成プログラムの体験は、私にとって「学びあって、育ち合った」体験になっていると思います。
これからこのコースを受けられる皆さんともどんどん交わっていただいて、新たな化学反応を起していきたいと思います。新たな仲間を触媒として、募集中です!